こんにちは。
今回はパスコンのドリルTRになります。
【方法】
- 2人1組
- ①サイドステップで端のマーカーまで行きペアからのパスを遠い足でコントロール&パス。 逆のマーカーに移動しての繰り返し。
②ペアに近いマーカーを回り逆のマーカーまでバックステップ。ペアからのパスを遠い足で コントロール&パス。パスと同時にまたマーカーまでダッシュの繰り返し。
逆回りも行う。 - マーカー幅 ①と②共に5m
※フィジカル要素を強くしたければより広げても良いと思います。 - 1分で交代
〈OPTION〉
①ダイレクトパス
②1stコントロールを逆足のインサイド
【KEY】
- 両足のインサイドキックのパス&コントロールの質
- 動きながらのコントロール(②)
【POINT】
- インサイドの面でボールを捉えられているか
- パス&ムーヴの習慣
パスした後に次の動きに素早く移れているか
TRに対してポイントを理解してできているのかに一番の重きをおいてやりました。
パスとコントロールだけではないですが、自分自身のプレーの細かい部分へ拘りが薄い選手たちであるので、そこの意識を変える目的があります。
また試合中にどうしてもワンプレーワンプレーで動きが止まり、次のプレーを考えて連続して動く習慣が薄い部分があるので、プレーの連続性をもたせる習慣としてパスした後の動きをすぐに行うことをポイントにしました。
【所感】
マーカーの距離感によってフィジカル的な要素も出てくるTRになるということをやりながら感じたので、こちらの意図に合わせて変えることができるなと思いました。
つまらない練習(ドリルTR)をいかに選手たちに行わすことができるのかの視点が必ず必要だと思います。
厳しく強制的に頭ごなしにやらせてしまうと選手たちはノージャッチになり思考が停止してしまいます。
理想は選手自らが自発的に自身の技術精度の向上を追求することですので、
指導者はポイントを伝えること、このTRは何のためにやっているのかと目的を理解してもらうこと、モチベートすることがドリルTRのキーになってくると感じます。
選手がつまらない顔で練習している(サッカーをしている)責任はこちらにあるという視点を持ち続けられて変えようと手を替え品を替えることを忘れずにしたい今日この頃です。
【まとめ】
普段指導させてもらっている中学生たちは、基礎技術が高い選手たちではありません。
インサイドキックもまっすぐに蹴ることができず逆足でのキックもまだまだ未熟…
僕の実感ですと大体そのような子たちにとって、ドリルTRはつまらなく退屈な練習で、ただこなしていればいいやの練習になってしまいがちです。
以前シュートドリルのTRメニューの記事でもふれたのですが、
シュート(GKがいるゴールに)が最後にあるドリルTRであればその過程にパスコンの要素も盛り込むことで、TRに対する意欲をあげることができるのではないかなとやりながら感じました。
全てのTRメニューにはメリットとデメリットがあり完全完璧なメニューは無く、どちらがいいという話ではないです。
こちら(指導者)がやらせたいこと、選手たちに獲得させたいこと、目の前の選手たちのレベルなどを考慮した上でTRメニューが選定されます。
その上で先にも書きましたが、そのTRに100%のめり込み自発的に取り組もうとする選手たちにしていくことが指導者の役割です。
ドリルTRをしているとそのことを考えないといけないシーンによく出会うと思います。
こちらがイライラするのでなく、つまらなくて当たり前のものをいかに楽しく夢中に、目標にむけて取り組ませるかの視点を大事にしたいと思います。
最近、選手のモチベーションを引き出すという考え方を本で知り、自分の指導を見直すことを考える日々なので、その影響を受けた文になってしまいました。
日々勉強と研鑽を続けていきたいと思います。
TwitterとInstagramもやっているのでよければみてください!
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