教育と躾(しつけ)の違いとは?

スポンサーリンク

こんにちは!
今回は教育と躾(しつけ)の違いについて書きたいと思います。

前回のブログを書いている時に僕の中に浮かんできた疑問であって、
僕の中でも気になった内容でもあったので今回考えてみたいなと思いました。

教育とは?

ますは「教育」の言葉の意味とは何か?

教育(education)とは、教え育てること。知識、技術などを教え授けること。人を導いて善良な人間とすること。(参考:ブリタニカ国際大百科事典)

一例としてですが、「英語:education」の語源は「ラテン語:ducere(連れ出す、外に導き出す)」から由来しており、「人の持つ諸能力を引き出すこと」と語源・語義からは定義することができるようです。(※Wikipediaを参考)

知識や技術を教える、能力を引き出す、人を導くというような意味合いが「教育」にはあるようです。

躾(しつけ)とは?

続いて「躾(しつけ)」の意味とは?

礼儀・作法を教え込むこと。(引用:ブリタニカ国際大百科事典)

人間社会・集団の規範、規律や礼儀作法など習慣に合った立ち振る舞い(規範の内面化)ができるように、訓練すること。概念的には伝統的な子供への褒め方や罰し方も含む。(引用:wikipedia)

躾を英語では何と表現するのかと調べてみると思ったよりも色々と表現が出てきました。

google翻訳で「躾」を英語で翻訳してみると「discipline(訓練、鍛錬、しつけ、規律)」と出ました。
サッカーの世界では(僕の感覚なのかもしれないですが)よくチームやクラブの『規律』と訳されることが多い単語のイメージがあります。
そういう意味でもディシプリンという単語が躾(しつけ)のニュアンスをもっていることになるほどなーとなりました。やはり勉強することは大事ですね!

熟語?としては「home discipline」でも躾という意味にもなるようです。
語義的には家庭での規律、家庭の訓練=しつけ、というニュアンスになるのかもしれないです。

この他にも「breeding(育種、養育、しつけ、育ち)」「upbringing(育成、養育、しつけ)「training(訓練、養成、研修、修練、鍛錬)」にも躾という意味であるようです。

教育の一部が躾(しつけ)にあたる

それぞれの単語の意味をみてみると、“礼儀や作法を教育することを躾(しつけ)と言う”ということになるのでしょうか。

日本語の意味として躾は教え込むこととされているようなので、教えたら終わりではなく、教えたことをできるようにすることまでを含むニュアンスが躾という言葉にはあるのかなと感じました。

教育の中に躾というものがあるようなイメージなのかな?ちょっとややこしくなってきていました…

無理やりにこの2つの言葉を結びつける必要はないと思います。ただ実際に自分が子どもたちを目の前にした時に、これは教育なのかな?それとも躾として教え込まないといけないのかなと考える瞬間が必ずでてくるなとも思いました。

サッカー指導では

サッカー指導の現場でもこの教え込ませる(できるようになるまで言い続ける)のかどうか迷う瞬間が結構あるなと僕自身感じます。

以前同じクラブいた先輩コーチの方が、選手を躾(しつけ)ていかないといけないという言い方を度々されていたのを今でも覚えています。それはスクールでもチームでも。

練習の中で「こうするんだよ」「こうして方が良いよ」と教えるだけではなく、選手たちがそれをできるようになるまで習熟させること。

躾とはまさにトレーニングそのものを指す言葉なのかもしれないです。

トレーニングとは「良い習慣をつくること」とその先輩指導者の方はおっしゃっていました。
『選手やチームに良い習慣を教え込むこと』=『トレーニング』=『しつけ』

もしかしたらチームにするための指導者や監督の行動もすべて躾なのかもしれないです。

無理やり感があることも承知しているのですが、この微妙な言葉のニュアンスの違いをうまく整理して言語化していくことが大事なのだろうなと思います。

躾の訳が「discipline」と出てきて、それを学んだおかげで今回一番僕の中で腹落ちする体験を得ることができました。

細かいことなのかもしれないですが、自分の指導の言語化のためにこのような言葉の違いを勉強することはとても大事だなと今回すごく勉強になりました。

皆さんもよろしければ参考にしてみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント