こんにちは。
最近夏休みも終わりなんだかんだ更新を続けられております!
今回はサッカー本の紹介をさせていただきます!
それはこちら!!
結城康平さん著『欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて』です!
読書に時間がかかって仕方ない僕ですが、内容とは別にスラスラと読んでいけた一冊でした。
単純にサッカーは面白い!
ただの率直な感想になってしまうのですが、本当にとても面白い本でした!
章ごと分かりやすく(どちらかというと易しく?)書かれておりどんどん頭に入ってきました。
(個人的に今の僕自身が欲している情報ばかりであったからかもしれないですが…笑)
最新のサッカー戦術と解釈
最近よくサッカー雑誌などで目に飛び込んでくる用語に、
ポジショナルプレー、戦術的ピリオダイゼーション、5レーン理論、ハーフスペースなどがあるかと思います。
日本ではまだまだあまり馴染みのない(というか現場では耳にしない)用語たちです…
僕自身も雑誌や書籍で情報を集めながらその意味を理解しようとしている最中なのですが、
本書もその内の一冊であり理解を助けてくれ整理させてくれました。
タイトルの通りポジショナルプレーについて言及された内容なのですが、
これまでの欧州の戦術の歴史とその中で何が起きてきたのか。
過去に行われたビックマッチの裏で当時の指揮官たちが何を考えて指揮していたのかを紹介してくれる章があります。
偉人たちの言葉
それらの章だけではなく本書の至る所で選手や監督たちの発言が紹介されており、
個人的にはその名言を知りこれは何を意味しているのかと考えるのが面白かったです。
「ポジショナルプレーは概念であり、スタイルだ。同時に、スペースとボールによってゲームを支配する全体論である」
ーエリック・テンヤード・オルテガ(カナダ代表コーチ)
「フィジカル的な要素よりも重要なのは、概念的な思考である」
ーペップ・グアルディオラ
「5対2の練習には、フットボールのすべてが詰まっている」
ーファンマ・リージョ
「カウンタープレッシングに勝るゲームメーカーは存在しない」
ーユルゲン・クロップ
これらの言葉だけを切り取ることは本質としての解釈がおかしくなってしまうと思いますので、
気をつけないといけないのですが単純にこれらの言葉たちを目にしただけで
僕はこの本にワクワクと興奮を覚えます(笑)
日本の育成現場へむけて
この本の最後の章では、サッカーにおいて枝葉から末節へアプローチしていくことでフットボールを変貌させていくという内容になっています。
サッカー全体の括りの中でみたときにその練習は枝葉の部分だという練習がゆくゆくはその選手にとっての幹となり、そのような選手たちが集まることでそこに生まれるサッカーが大きく変容していく。
具体的に言うとインサイドキックや体の向きなどの部分を細く追求していくことが、ゆくゆくゲームの様相に変化を与えるということなのかなと思います。
(言葉足らずで少し解釈が違うかもしれないので本書をお読みください)
それをバタフライ効果という話から欧州のいくつかのクラブの育成の話が紹介されています。
興味を惹かれる内容となっていることと自分たち育成年代に関わる者にとって
目の前の選手たちのこの先の将来を見据えながら指導することの重要性を改めて感じました。
僕自身も本当にまだまだ勉強不足な面が多く、確信を持って導けるように日々勉強と研鑽だなと感じます。
少し脱線してしまいましたが、様々な目線を与えてくれる一冊であることは間違いないと思いますのでぜひ読んでもらいたいなと思います!
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