こんにちは!
今日は最近発売されたナーゲルスマンについての本の紹介です!
21-22シーズンはバイエルンを指揮した新世代監督に世界中のフットボール指導者が興味と関心を寄せているかと思います。
さまざまなメディアで彼がどんな思考を持ち、どんなフットボールを目指しているのかということには、僕も何となく掴んでいましたが、今回紹介する一冊からもよりナーゲルスマンについての情報を得ることができました。
52の原則にはピッチ内だけでなく、ピッチ外の哲学や理念も含まれていますので、彼の人柄を知る上でも面白いかなと思います。
それにしても、今の僕ぐらいの歳でRBライプツィヒの監督してたんだよな…
ピッチの原則
ご存知の方も多いですが、ナーゲルスマンのフットボールのキーを簡単にまとめてみます。
- なるべく素早く相手ゴール前に侵入していく
- 奪われたらゲーゲンプレスを発動して奪い返し、相手にカウンターを発動させない
- トランジションを起こさず攻守を一体で考える
- 観ている人が興奮するアグレッシブで面白いフットボールをする
この辺りがナーゲルスマンの考えるフットボール(ゲームモデル?)なのかなと勝手にまとめました。
これらは彼が目指すフットボール(ゲームモデル?)であり、これらを達成するために『可変システム』『ピッチの幅を最小限にする』『深い相手陣に入った時の残っている後ろの選手の配置』などがどのように達成するのかの手段(チームとしては原則になる)としているのだと思います。
ナーゲルスマンがやりたいフットボールをする為の方法がこの本にある『52の原則』になってくるというイメージだと思います。
真相は僕なんかが想像することができないくらい、深く複雑に考えられているのだろうと推測しますが、大枠の考え方の方向性は間違っていないものと信じています…笑
監督と選手
個人的にとても気になっていたのが、ナーゲルスマンはどのように選手たちと接しているのか?という部分です。
チームマネジメント的な内容もあわせてになるのでしょうが、単純に世界のトッププレーヤーたちは監督の言うことを聞いて、納得して、それに従ってプレーしているのか。
さらにはそれをどのように成し得ているのかがすごく気になっていました。
ナーゲルスマンに限らずですが、昨年から社会人で監督をするようになって、以前に増して一流の指導者たちはどのようにチームをまとめ上げ、選手たちをマネジメントし、一人ひとりに対してどのように接しているのか。
メッセージをどのように伝え、その時にどう振る舞い、などどんなことをしているのか全部知りたいと思うようになっています。笑
というのも、
『戦術30%、残りの70%は人身掌握』という原則が本の中にも出てきていますが、詰まるところフットボールはチームで行い、そのチームを構成しているのは一人ひとりの感情を持った人間であるということです。
これはどのレベル、カテゴリー、国、において不変なことであると思いますし、選手たち一人ひとりをマネジメントすることが何よりも勝利へと近づけることだということなのでしょう。
僕自身がそれを知ろうとすることは、興味本意な部分もありますが、第一には指導者としてチームを強くして試合に勝つ為であり、自分の発信することを浸透しやすくする為であり、自分の理想像への探求でもあります。
チームを率いるということ
それくらいチームを任せられている監督というポジションは、難しく、一筋縄ではいかない仕事であるのです。
すべての決定権を持てるがゆえに、起こることは多岐にわたります。
一方で、矛盾していますが、自分の主張が通らない場面も数多くあり、置かれた環境で結果を出さなければなりません。
また選手とチームの習熟度によって、こちらがやりたいことを何度も起動修正をして臨まないといけないシーンが多く出ると思います。
おそらく、プレミアだろうが、Jリーグだろうが、県リーグだろうが、そこに規模の大きさはあるにせよ監督に降りかかる問題の本質は変わらない様に思います。
フットボールはフラクタルですからね。
まとめ
今回このナーゲルスマンの原則の本を読んで、フットボールをより深く知れたことは間違いなく、勉強になりました。また一方で監督というポジションについても考える機会も得たと思います。
まぁ、常に両者については考えているのですが、そこへの材料をもらった感じでした。
監督とは様々なタイプの人がいて、それは皆が『人間』であり、価値観やキャラクター、性格が異なることによります。その為、僕自身、自分がどの様な理想像(スタンスというのかな?)の監督を目指すのかをもう少し整理した方が良いのかなと今回感じました。
フットボール理論や指導力を上げていくことは当たり前として、人として知見を広げること、選手やチームとの接し方を変えてみることにはトライしていきたいと思います。
また今のところ全く問題ないのですが、僕自身が楽しみながら仕事をすることも大事かなと。
面白いと、自分が感じられており、選手たちが「この人面白い」「この人とサッカーやるの面白い」と感じながら、一緒にできたらそれだけでも良いのかなと感じます。
相変わらず、まとまりがなく申し訳ないです…
こうやってアウトプットすることで自分の頭が整理されていることは間違いなく、次に進められるのでまた記事をアップしたいと思います。
最後までありがとうございました!
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