【サッカー本】『監督の異常な愛情』ひぐらしひなつ/どの監督にも言えること

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こんにちは。

今回は『サッカー本大賞2019 読者賞受賞作品』です!

監督の異常な愛情
または私は如何にして心配するのを止めてこの稼業を・愛する・ようになったか

ひぐらしひなつ

内外出版社

どの監督も、ちょっと変。

Jクラブを取材し続けてきた著者がおくるこの「最大の賛辞」を受けた5人のサッカー監督を取り上げた一冊です。誰もが皆サッカーを愛している。異常なほどに。

取り上げた監督たちの名前を見るなりすぐに購入しました。

田坂和昭(福島ユナイテッドFC)

片野坂知宏(大分トリニータ)

北野誠(カマタマーレ讃岐)

高木琢也(V・ファーレン長崎)

吉武博文(FC今治)

((※書籍紹介時の所属クラブ))

なるほど、これは面白い。

それと同時にこの方達を取り上げてくれてありがたいと思いました。

監督たちが何を考えて采配をし、日々のトレーニングをしているのかは一般には分からないのですが、取材の中で見せる表情の描写や筆者の表現も含めとても良かったです。

試合の采配やコメントだけでは見えてこない、クラブ事情などの様々な監督の苦悩も垣間見ることができる一冊でもありました。

Jリーグサポーターへ

僕自身はサッカー指導に携わっている一人として、監督たちの話から自分自身にプラスになることがあれば取り入れたいというような目線で読んでいました。

ただ、この本はそんな指導をしていない、サッカーが好きで週末にJリーグを観に行くとう方や、監督が所属しているクラブのサポーターの方も楽しめるなと読みながら感じました。

特に今J1で躍進している大分トリニータは現在も片野坂さんが監督としてチームを指揮しています。(その他の4人は上記クラブからすでに離れています)

片野坂大分のこれまでを知る上でも面白いかなと感じますし、監督の裏側を知れることはファンにも嬉しい内容かなと思います。

またサッカーを観戦する中で、選手たちのプレーだけでなく、監督の采配や行動、振る舞い(片野坂監督はまさに!)を見ることもスタジアムに足を運ぶ一つの面白さになるのではないかと、ささやかながら提案したいと思います。

変化をし続けること

 監督業だけでなく当たり前のことですが、変化していく、イノベーションしていくことに次があるのだと5人の話を聞きながら感じました。

うまくいったシーズンも、それなりのシーズンも、降格したシーズンもすべて次につなげること。

当たり前ですが、現状のやり方から変化させていかないと残れない厳しい世界です。

理想だけでも通用しない中で何をそれぞれが中心に据えて監督業をしているのかといったら、本のタイトルであるサッカーへの愛情であるのかなと感じました。

いつも毎回同じような感想となるのですが、変化していく、ブラッシュアップしていくことを絶やさずに日々精進したいと思います。(自己完結)

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