こんにちは。
あけましておめでとうございます!
今回は新年の始めとして、指導者とは何なのか?どんな役割があるのかということについて書きたいと思います。
現時点で僕自身のはっきりとした答えはまだ出ていないのですが、
今の自分の想いと考えを書きながら整理していきたいのでよろしければお付き合いください。
サッカーの指導者とはどんな人なのか?
サッカーを教えることができる人
すごく深くて大きい命題なのですが、
まず第一に当たり前なのですがサッカーを教えることができるということが無視できないことではないのかなと思います。
無視できないという表現を使ったのは、『指導者はこうあるべき』というものは存在しないと感じる部分が僕自身にあるからです。
サッカーという言葉がついている以上、サッカーを教える力(スキル?)が備わっているということについて、常に向き合い続けないといけないと思います。
有名な言葉で『学ぶことをやめたら指導者をやめなければいけない』という元フランス代表監督ロジェ・ルメールの言葉があります。
指導者の方々にとってはよく紹介されるおなじみの名言ですが、サッカー指導への探求という点で指導者としては必ず知って常に持ち合わせていないといけないマインドであると思います。
この後は、サッカーを教える上で何が必要なのかをみていきたいと思います。
ゲームモデル
ここ数年で日本サッカーに浸透し始めているフレーズだと思います。
ゲームモデルを説明すると長くなりますので、よければこちらの記事を見てみてください。
ゲームモデルの説明の記事ではないですが、僕の考えがニュアンスだけでも少し伝わっていただけるのかなと思います。
そのためゲームモデルが何かについては割愛させていただき、今回はサッカー指導者にとってのゲームモデルを理解することについてふれたいと思います。
技術指導
技術指導についてもすべてはゲームモデルからの逆算で、ゲームとの繋がりがないとこれまで日本人の多くが陥ってきた試合で使えないスキルになってしまうという考えを僕は持っています。
そのうえでサッカーを始めた幼児の子から、これまでずっとサッカーをやってきた社会人、サッカーを始めて間もない小学生、中学生…
とそれぞれの選手にあわせた技術指導ができる(そのベースにはその指導者の考えるゲームモデルが不可欠)のが、万能なサッカー指導者であると考えています。
TRメニューを作るときに1つのメニューに対して、それよりもレベルを落としたメニューとその次のレベルのメニュー、そしてそのメニューのまま違うアプローチであるオプションが準備されているのが良いと僕自身も先輩指導者の方から教えてもらったことがあります。
例えば、
『インサイドキック』がざっくりとした大きなテーマとすると、インサイドキックのドリルTRをいくつ準備できるのかという部分がとても大事で、選手のカテゴリーやレベルに応じて変化できる(単純にメニューを変えるだけではなく)指導が理想なのかなと思います。
また技術指導をするうえでは、やはり指導者自身がデモ(お手本)を示す必要があると思います。
これは選手たちに優れた技術をきちんと見せるということが大きな意図となります。
言葉による説明だけでは耳から入る情報だけなのに対して、指導者が実際にやってみせることで目から入る情報も加わり、選手の動作の習得へのイメージの刺激を脳に与えることができます。
口であれこれ説明されるよりも実際に選手にやらせてみた方が習得が早いという研究もありますので個人差があると思いますが、
技術指導においてデモは欠かせない要素であると思います。
戦術指導
戦術の定義が日本サッカー界ではすごく曖昧でありそれぞれが違う定義付けをしているのでまとまらないのですが僕自身は、
戦術とは「状況を解決する行為のこと」と理解しています。(坪井健太郎さん著書より)
育成年代、特に4種年代が重要であると感じますが、
サッカーの原理原則を指導者がきちんと理解した上で選手たちにきちんと理解させること。
この『戦術指導をいつからはじめるのか?』という命題も日本のサッカー育成現場ではよく話題になります。
「いつから始める?という時点で日本は遅れている」
「戦術を教える前にサッカーそのものを理解できていない」
「日本人に戦術をいれるとそればかりになりアイデアが養われない」
いろいろな意見があるかと思いますが、
あくまで僕の考えるサッカー指導者にとって必要な戦術指導のスキルとは何か?という視点だと先に書いたように、選手たちにきちんと理解させることができることだと思います。
その方法は僕自身も模索しながら、目の前の選手のレベルやカテゴリー、さらにはその子たちを取り巻く環境なども考えながらベストな方法は何なのかを探しながら指導しています。
僕としては小学生年代では戦術は教えなくて良いという考えは、違うかなと思っています。
伝え方になるのだと思いますが、幼児やサッカーを始める低年齢の時から、何となくでもサッカーはこういうものであるという習慣をつけていかないと、とてもではないですが3種、2種と進んでいく中でフットボールプレーヤーへの完成までに間に合わないという印象をもっています。
ここについてはまた別の記事で自分の中で考えがまとまったら書きたいと思います!
今回はここまでです。
次回には指導者としての人間性や中身について書きたいと思います。
最後までありがとうございました。
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