【雑談】小学生年代の全国大会は有りか無しか?〔前編〕

こんにちは!
最近思うことが多くなってくる題材なので、書いてまとめようと思います。

小学生年代のトーナメント制大会

12月に毎年行われていますJFA全日本U-12サッカー選手権大会が行われます。
今の時期は各都道府県の代表を決める予選が行われており、僕が関わるチームも現在予選を戦っています。

詳しくはJFAの下記サイトをご覧ください。↓

JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会 TOP
2019/12/26(木)~2019/12/29(日)に行われる、JFA 第43回全日本U-12サッカー選手権大会のページです。大会要項、日程・結果、チーム紹介等の情報や、動画を配信しています。

そして毎年「この大会は本当に必要なのかどうか」という問題提起が必ずどこかしらで聞かれます。(おそらく僕だけではないはず…)

世界的に見て全国大会があるのは稀?

世界的に見てU-12カテゴリーでの全国大会がある国というのはそんなに無いということは、どこかでお聞きしたことがあるのではないかと思います。
欧州各国の育成年代の試合は主にリーグ戦であり、リーグ戦文化の体制がきちんととられています。この点は日本も世界を見習って年間リーグの推進を進めてきており、ジュニア年代からリーグ戦の仕組みが整い始めてきていると感じます。

ただそこに並行して必ずどのカテゴリーも全国につながる負けたら終わりのトーナメント方式による大会が存在します。
U-15(中学校年代)やU-18(高校年代)になるとそのような大会も増えてきます。
知名度が大きいのはU-18年代の全国高校サッカー選手権インターハイ(この2つは高体連の大会でクラブチームは出場しない)などでしょうか。

小学生年代の全国大会

ここが本題としたい部分なのですが、小学生年代の全国大会が必要かどうかについて。
僕自身の今現在の意見だとNoの立場です。

理由としては

  • 小学生年代では個人の発育発達の差が大きいこと
  • 勝利至上主義に偏ってしまう指導者が多くなってしまうこと
  • 出場機会が失われる選手が出てしまっていること
  • 個の育成にフォーカスがいきにくくなりチームとして勝つに偏りがちであること
  • 保護者の影響

このあたりが主に感じている点です。

個人の発育の差が大きいこと

この小学生の年代は個人の発育発達の差が大きいことが結果として勝敗に大きく影響を与えていると感じます。
全国大会でも各都道府県の予選でも身体の発育が早く身長や体格が大きい選手が目にとまり注目されます。もちろん技術的にも素晴らしいものを持ち合わせている選手もたくさんいますが皆んながそうであるかというと違ってきます。

結果として身体能力の高い、いわゆる早熟と括られる選手たちの活躍が大きくなりそれありきの様相にどうしてもなってしまっていると感じます。
都道府県によって代表チームの決定の方式は様々ですが、負けたら敗退の大会であることは違いありません。そのような中だと結局、勝ち負けに特化した采配(選手起用)となってしまっているのうが現状ではないのかなと感じます。

勝利至上主義に偏ってしまう指導者

もちろん個々の選手たちの技術によって体格の差を上回るサッカーをやろうとしているチームもたくさんありますが、大きくて速い選手への対策としてマンツーしたりとチームによって勝利のために戦術を練ってくるチームも多くなってきます。

Jクラブの下部組織やクラブチームで指導されている指導者の方々は、小学生年代で完結することを考えない、将来像を見据える目線を持ちながら、経験と理論と実践を合わせた指導をされていると思います。

ただそのような指導者ではないボランティアコーチやお父さんコーチなど指導者としてまだ力不足である少年団のチームがまだたくさんあるのも実情だと思います。
そのような方々を否定するつもりも下に見ているつもりも全くないです。
ただ子供たちにも選手としてのレベルがあるように、間違いなく指導者にもレベルがあり小学生年代は特にその差が顕著なカテゴリーなのではないのかなと僕自身は感じています。(もちろん僕自身もです)

ただ(ここが個人的にはすごく悩ましいと感じるのですが…)やっている選手たちは間違いなく試合に勝ちたいですし、指導者も勝ちたい、もしくは勝たせてあげたいと思うのが普通だと思います。
僕もなんども「この試合は勝たせてあげたいな」と思う試合をいくつも経験として感じてきました。子供たちの日々の頑張りやサッカーへの情熱を見て感じとっているのは紛れもなく指導者であり保護者の方たちです。

最初は一生懸命サッカーに頑張ってくれていればそれでいいと思っていても、ここまで練習してきたんだから勝たせたいという想いの方に次第に動いてくるのは当然じゃないかなと思います。

そのような勝ち負けに選手も大人も執着してしまうような環境設定の大会を開催することが
日本サッカーの育成に対してあまり良くない影響を与えているのではないのかなと感じます。

この大会を行うことでマイナスとなってしまう選手たちの数の方がものすごく多いような気がします。
スポーツの世界なのでトップのトップに残れる選手はごくわずかですが、
可能性や日本サッカー育成の全体のレベルを上げるという意味ではマイナスの方が大きいのではないのかなと感じます。



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続きはまた書きたいと思います!
書いているうちにこれは少し長くなりそうだと感じましたので(笑)

人に何かを伝える僕自身のスキルアップのためにこの場で発信をしようと考えていますので、うまく伝えることができるようにより分かりやすくまとめたいと思います。

最後まで読んでいただいきありがとうございました。


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