こんにちは。
今回は前回の「1vs1(ラインG)」の続きとしてよく行うTRになります。
前回同様守備のテーマで行うTRであり、1人の守備から2人の守備になるにあたりチャレンジ&カバーの概念を落とし込むことが主なこのTRのテーマとなっています。
前回の記事はこちらから↓
【方法】
- 対面からのパス(コーチ配球)でスタート
- 攻守ともに対面のラインのドリブル通過を目指す
- 守備側の1人はマーカー間のラインよりスタート
- 守備側2人目は攻撃側の1人をマークした状態でスタート
- 攻守とも配球のパスが出たら動いて良い
【KEY】
- チャレンジ&カバー
- チャレンジの優先順位の理解
- マークの原則
- コミュニケーション
- ネガテイブトランジション
【POINT】
- 守備のチャレンジ&カバーの理解ができているか。
1stDF(チャレンジ)は、チャレンジの優先順位を理解した上でボールホルダーに対応できているか?
2ndDF(カバー)は、OFFの相手2人目の選手のマークと1stDFのカバーを意識したポジションニングをとる。 - 相手ボールホルダーの状況を観た守備を行う。
チャレンジ&カバーの役割を意識するが、相手ボールホルダーの状態が悪い(後ろを向いている、サイドにこちらが追い込めている、ボールコントロールのミスなど)時には守備2人でボールを奪いにいく。
→役割だけをただ行うのではなくゲームにつなげるために選手が状況を判断してプレーの決断ができるようにしていく。
【所感】
前回の1vs1からのつながりで行うTRになります。
とにかく守備の基本と原理原則を落とし込むために行うTRとして僕の中では位置付けしているものであり、ベースとなる考えを選手たちに理解してもらうためのTRと言えるかもしれないです。
内容にふれていくと、守備のチャレンジ&カバーの役割をまずは明確にするために縦関係の2vs2の配置からスタートするオーガナイズになっています。
やっていく中で状況が必ず変わってくるので、その度に守備側が最適な守備ができているのかを指導者がジャッジして、選手たちにフィードバックすることが重要になってきます。
どのTRも同じですが、このTRにおいても
対象となる選手たちにやらせてみて起こりうる様相を予め予測し、その現象が起きた時にどのような指導を行うのかを準備することがとても大事になります。
その準備を行うことにより、指導者としても選手に伝えたいことが整理され、ブレが少なくなり、選手も理解しやすくなります。
自分自身もまだまだですが、1つのTRを行うことの意味をきちんと考え、うんちくだけでなく、実施に選手たちのプレーに変化を起こせるよう日々勉強と研鑽をしていきたいと思います!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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