こんにちは!
社会人チームで実施したTRメニューの紹介になります。
自陣エリア付近におけるオープニング時のトレーニングのプランニングで実施しました。
ボールを持っているDFラインが守備側のプレスにきている枚数+1枚多い状況で、相手1st守備ラインを突破するための、運ぶドリブル、突破のドリブルのトレーニングです。
●方法
- 24m × 13m
- コーチ配球
- 攻撃側はドリブルでハーフラインを越えて逆エリアの攻撃チームにパスを目指す
- 守備は1エリアに2人まで。残り1人は逆エリア内のみ。
- 守備が奪回した後は逆エリアにパスまで
【OPTION】
- 逆エリアに守備1枚への制限(フリー、ボールが入ったら動いてOK、自エリアに入ってくるまでは外待機など)
●ポイント
- 3人で守備2枚の位置を動かして突破のドリブルのコースを作る
- ボールホルダーと守備の距離を近づける+守備2枚を近づける
- ドリブルのスピードアップするタイミング
●所感
サイズは実施した選手たちにとっては適当でしたが、このサイズ感がこのトレーニングの肝なのかなと思います。サッカーコートのゴールの真ん中からペナの縦ラインまでが約20m(ペナの横幅約40mなのでその半分)の距離感という中で設定を考えましたが、トレーニングにおける成功と失敗のバランスをみながら変えていきました。
DFラインからのオープニング局面でボールの前進があまり成功せずにロストするシーンが多かったので、トレーニングの達成目標はそこになります。改善における要素として、相手守備のプレス位置、枚数、自分との距離、ボールホルダーの隣のOFFの選手のポジショニングがあり、それを踏まえてどのような解決手段を実行するのかで、今回は運ぶドリブルをテーマに取り上げました。
ゲームの中では様々な解決手段がありますが、「この時はこれ」「こうなったらこれ」といったある程度の基準を設けることが今のチームには必要と考えているので、選手がプレー選択を迷うことがないようにしていくことを積み上げている感じです。
しかし、やはりそうなるとこれまで積み上げてきたことがすごく重要になり、育成年代の時に何を学んできたのか、そもそも競技スポーツとしてサッカーと向き合ってきたのか?などが気になったりするこの頃なのですが、別の話題になりそうなので、この辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント