こんにちは!
今回はTRメニューの紹介になります。
社会人チームでのTRで行ったメニューになります。ボールを奪った時の前進を目的とした、最終守備ラインの突破をテーマにしたプランニングで行いました。
図は少し縦長のイメージになってしまいましたが、実際にはコーンゲートからコーンゲートまでが15m、幅が25mの設定で行いました。
方法
- コーチ配球
- コーンゲートの間を通したスルーパスをゴールゾーンで受けたら得点
- 攻撃方向のコーンの間にライン上のみ動けるターゲット。2タッチ以内。
- コーチから配球されたチームはパス5本でライン突破OK。ボールを奪ったチームは5本繋がなくても突破可
- パス5本中はターゲットの使用不可
ポイント
- ボールを奪った後の優先順位の提示
- レイオフでの3人目の関わり方
- 守備の誘導
所感
設定は中盤の中央・ハーフレーンで2列目の選手がボールを奪った時、守備を背負っているFW(TRではターゲット)を利用することで守備ラインを越えていくことを共有しました。
サイズ感とコーチングによる球際での守備の強度を求めることが留意点になるかと思います。
相手を背負っているFWを利用するということは、その選手を使うことだけではなく、そこへの縦パスを見せることで守備を動かしてそのサイドへのサポートした味方を使うことも求めていきました。
トランジションのTRでは負荷がかかりながらもアクションが多くでるので、テンポ、配球、プレー時間をうまくコントロールすれば集中した良いTRができるのではないのかなと思います。
トランジションTRで最近僕がなるほどとなった話で、JFAフットサルA級ライセンスでは、守備時のボールの奪い方のセット、攻撃(主テーマ)のセット、その後の守備まで想定することがトランジションでは求められると先輩指導者から教えてもらい、まだまだ想定が甘いなと思わされました…
フットサルとサッカーでは競技特性の違いがあるので、すべて同じわけではないですが、TRを行った時に「この選手たちで、この練習をした時に何が起きるのだろうか」をどこまで想定できるかは指導者の腕であります。
まだまだ道のりは長いですが、地道にがんばります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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