こんにちは!
2021年度のスクールが終わり、2月から社会人の新チームがスタートし、新シーズンが動き出している今日この頃に、記録として今の想いをブログに残しておこうと思います。
2021年は所属クラブのスクールコーチと社会人チームの監督として活動させてもらていました。
社会人リーグに所属するチームで年齢としては19~24歳が9割ぐらいなので、これまで自分が経験したことないカテゴリーでの指導でした。
初年度の取り組み
チームは現役大学生の選手、社会人として働いている選手、僕よりも年上の選手、と年齢層に幅があるこれぞ社会人カテゴリーというチーム指導はとても新鮮でした。
それぞれみんな大人であるので、自分の意見もありますし、選手間での思うことはあるけれど口にできないというような関係性などなど、育成年代とは少し違う人間関係をみることができます。
その中でも大きいのは、選手たちそれぞれのフットボールの価値観が違うことです。これは選手たちの年齢やこれまでの競技歴が様々であることによるものです。ここは正しい、間違っているなどという議論にしてしまわないように気をつけました。
そしてここを揃えていくことが監督としての大きな役割であるのだなと最初に考え、その方法としてゲームモデルをつくり共有していったのが初年度でした。
ただ結論として、1年目は何もかも中途半端でチームとしては結果として何も現れなかったという総括を持っています。
試合のスコア、選手のプレー
練習が少なすぎる、その日によって選手の集まり具合が違う、サッカー観が異なる(もしくは無い)、交代人数がいない…などなど、様々なハード面があるにせよ、監督として”ゲームを変える”ことはできませんでした。
まじで、本当に、ゲームでは色んなことが起こります。笑
社会人カテゴリーの試合で起こる現象をリーグ戦を重ねていく中で僕自身がフットボールを経験させてもらえました。
ピッチの中で何が起きているのかを正しく分析して、それに対して正しい解決の手段を選択していく。
そしてフットボールの構成するのは選手であるということを忘れてはいけない。
選手は人間であり、それぞれが異なるので、選手たち一人一人が違うという特殊性を理解していかないといけない。
文字で表せば簡潔なんですが、実際は複雑で難しい、本当に…
ゲームを改善する難しさ
先日のTRMの時のことですが、雨でピッチコンディションが悪くてボールが走らないため、自陣からのビルドアップ時に中盤を経由せずに相手プレスラインを超えたボールを入れて全体を前進させていこうと考えて選手たちに共有しました。
結果的にそれがあまりうまくいかなかった時に、僕の中では解決の手段(別のプラン)をいくつか準備していたのですが、頭の中でイメージした時に”全てうまくいかない”と決めつけてしまい同じ方法に固執してしまっていました。
別の解決手段に変えるのか悩んでいた僕の頭の中には、選手たちには上手くできないだろうなという決めつけがあった事、TRMであったので最初のプランがどれくらいできるのかを試したかった事という理由からゲームを改善するための適した”分析”と”決断”ができませんでした。
常に冷静に、多方面を観察して、現象を分析して、改善していく力をもっともっとつけなければいけないと自分の未熟さをまたもや感じる日になりました…(涙)
社会人の面白さ
まとめ的になりますが、総じていろいろな経験を積みながらもやはりフットボールは面白いということをここまでの1年で感じました。この気持ちがまた次への活力になっているように思います。
そしてある意味で統一的ではないけれども、フットボールの競技に一番近くて、育成の出口のような場所であり、指導による結果と成果がすぐに求められる環境であるのが社会人カテゴリーの面白さだと感じます。
今年度も選手たちと一緒にフットボールライフを楽しみたいと思います!
この「楽しむ」が自分の中では2022年度のキーワードかなと思ってます。
最後まで読んでくださりありがとうございます。指導者のみなさん、2022年度張り切っていきましょう。
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