こんにちは。
今回はこちらの『サッカー本』をご紹介します。
熊本県立大津高校サッカー部で25年間指導された平岡和徳監督の人づくり、チームマネジーメントに迫った一冊です。
2年ほど前に出版され読んだのですが、改めて読み返すとハッとすることが多く、気づきも多かったです。
本の中身から今の僕が感じたことをまとめてみました。
凡事徹底
『当たり前のことを 人並み以上に 一生懸命やる』
これは本当に育成年代と関わる中で、僕もものすごく近いものを感じるこが多いのですが、的を得た言葉だと思います。
「最後までやり抜く」ことが大事であり、それができないやつは何をしても上手くいかないし、それができないのなら辞めた方が良いと中学生には話すこともあります。
その集団や組織の中での基準によってだと思いますが、いずれににしても中学・高校年代の選手たちには将来にむけて大事な考え方であると思います。
1日は有限、使い方は無限
僕自身にも大きく当てはまりますが、何かを成し遂げたり結果を出すには結局のところ日々の積み重ねでしかそこに近づけないです。
今日やこの瞬間に全力を出すこと。明日やろうとではなく、今やりきる「循環型思考」で日々の生活を送ること。
そのことを選手たちにも辛抱強く伝えるようにしています。
ストロングポイントを磨く
『1枚のハンカチの中心を持つと四隅が持ち上がる。この子の一番はどこなのかを見極めること。』
これは指導者目線ですが、その子の一番を見つけてあげてそこを伸ばしてあげる。するとそれが自信となり他のこともつられて良くなっていくと。
できていないことを見つけることは誰にでもできるので、指導者はその選手の良さやできたことを見つけて褒めて伸ばすことをベースにしていくことで自然と良い方向へ育っていく。
僕自身それが最近できていないと自分で実感しているので、また見直します…
チーム編成はオーケストラ
『「個を輝かせて伸ばす」という目的が前提』
集団スポーツではあるんですが、個人をその中で埋もれさせてはいけない。一人一人に目を向けることによって、集団のレベルが上がるということを持って指導しなくてはいけない。
これもバランスだとは思っているのですが、一人一人の納得なしにチームはまとまりませんので、ここも見逃さないよう日々精進します。
一度読んだ本であっても読み返したりすると、今の自分がぶつかっている課題を解決するヒントを得られることが結構あります。
変化をし続けなくてはいけないのですが、時折今までやってきたことを振り返ってもいきたいと、今回この一冊を紹介しながら感じました。
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